Binary Diary

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高専生の箔

どうもこたにんです。

いつかどこかのイベントで話そうと思ってたことを今のうちにアウトプットしておきます。

高専生の強み

こと現代のエンジニア市場において、高専生というのはとても価値の高い人材です。
というのも、一般の情報系学部のある高校・大学と比べて高専が圧倒的に強い部分。

実装力。

これが、社会人エンジニアとして、とても大事で強力なスキル。
それは、現役で勉強学習しているうちには気付けない、とても価値の高いスキル。
それがインプットできる脳みそが強いうちに身につくのが高専生。

実装力?

社会に出てエンジニアになるにあたって必要なものが、実装力。
少し噛み砕くと「課題に対していかに引き出しを持っていてアウトプットできるか」ということ。
それが高専で半ば強制的に、半ば自主的に培われる。

数多の課題レポート地獄を潜り抜け、意味のあるかわからない授業を生き抜き。
そしてプロコンやロボコンなどのコンテストというチャンスが与えられ。
さらに自主性を重んじるという自学するにうってつけの環境。

このような環境で仲間同士切磋琢磨して、課題を消化して進級していく。
とにかく実装、アウトプットを常に求められる環境だからこそ、実装力が身に付く。

高専生の箔は社会に出てから自覚するもの

こたにんは10年前に高専を卒業しているので、市場的にはまだ日の目を見ていない時代。
それでも10年経った今、「高専生の箔」というものを身をもって感じている。
それはひとえにこの「実装力」というものを自身のスキルとして使いこなせているから。

プログラミングすることの実装力もそうだし、周囲を巻き込んでアウトプットする実装力もある。
常に何かの課題と向き合い、それを解決するためにひたすら前を向く姿勢。
これは高専時代のレポート地獄(で徹夜三昧した)経験が活きていると感じてる。

高専生って不思議な一体感がある

これも実は高専生の強みのひとつだなあと思う。

競プロとかでは敵同士だけど。
毎日学校でしんどいカリキュラムに向き合っている、という点では味方同士。
学んでいることは違えど、住んでいる環境が似ているので、不思議な一体感が生まれる。

一般人とは異なるクラスタの趣味を突き詰めてオタク街道を開いていく。
これも立派な一体感だと思う。

それは現役でもOBOGでも変わりなく。
「うちらの代はこんな感じ」「わかる」「それな」
みたいな共感みが、あるんだよなあ。

高専生の箔を乱用してはいけない

ただそれは「高専生だから強い」ではない。
「なんか強い奴がいるぞ、なるほど高専生だからか」とならなければいけない。
高専生という箔でマウンティングするのではなく、高専で得たスキルでマウンティングする。

虎の威を借る狐、とはちょっと違うけど。
高専生という箔に名前負けしないような、自主的なアウトプット、スキルを身に付けよう。

というとりとめもない話。