Binary Diary

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日常生活でFIFOであるべきもの

どうもこたにんです。

FIFOLIFO

FIFOLIFOという言葉をご存知ですかね。

FIFO

First In First Out の略。
先入れ先出し法と呼ばれる、データ処理方式のひとつです。
先に入れたデータは、先に出ていく、という意味です。
キューとも呼ばれますね。

実生活で言うところの、一方通行車線みたいなものです。
先に入った車は、須らく先に出てくる、ということです。

LIFO

Last In First Out の略。
こちらは後入れ先出し法と呼ばれています、FILO(First In Last Out)とも言います。
後に入れたデータが先に出ていく(先に入れたデータは後に出ていく)、という意味。
スタック、と言われるものですね。

これは実生活でいうと、重ねたお皿、みたいな。
先にお皿を置いてその上にお皿が重なると、最初のお皿は最後に取り出されます。

FIFOLIFOというデータ処理方式を認識しましたかね。
導入はサクッとこれくらいにして、本題に入ります。

日常生活でFIFOであるべきもの

先程の導入で、実生活を例にFIFOLIFOを表してみました。
実生活ではもっと様々なところに、FIFOLIFOが潜んでいます。
しかしそれは、なんだか納得のいかないものもあるんじゃないかと思います。

エレベーターの場合

エレべーターの広さや人口密度にもよりますが、シンプルに見るとFILOです。
先に入った人よりも後に入った人の方がドアに近いので、先に出る。
後入れ先出し、LIFOですね。

でもそれってなんか不思議なことで。
絶対時間で考えたときに、先に入った人が少し損をしているように見えます。
(実際そういった理由でエレベーターには後から乗ろうとしたりする人もいます)

なんだか、もやっとしますねえ。
エレベーターが昇降中に180度方向が変わればいいのに、って思ったこともあります。
最大多数の最大幸福のような状態を有無には、FIFOなエレベーターであるべきかもしれない。

タンスの場合

タンスに畳んだ洋服を入れるとき、これは完全にLIFOです。
先に畳んで入れたものの上に後から畳んだものを入れるので。

でもこれってなかなかどうして納得のいかないもので。
3日前に洗濯して畳んだものの上に、今日畳んだものを入れます。
3日前のものの方が、直近着てない服だから次に着たい気持ちが大きいのに、取り出しづらい。

服のローテを重視した生活を送っている人にとっては、死活問題です。
最終的にはタンスに衣類を収納したくなくなってしまいます。
それを解決するには、FIFOな衣装ケースが必要なんじゃないかと思う。

日常生活に潜むLIFOはもっとたくさんあるかもしれない

上記では2つ例をあげましたが。
日常生活にはもっとたくさん、FIFOであるべき・LIFOであるべき、ものがあるかもしれない。

狭い小さい人間になれというわけでなく、ものの流れや動きをモデル化して捉える。
そうすることで、そこに潜む不幸や抵抗、それを解決するための着想を得られる。
そこから発明というのは生まれるんじゃないか、って思うんです。

結びの言葉がなんかすごく広義になっちゃいましたが、このへんでお開きとします。