Binary Diary

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「強くてニューゲーム」なエンジニアリング

どうもこたにんです。

「強くてニューゲーム」なエンジニアリング

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「強くてニューゲーム」という言葉をご存知でしょうか。

ロールプレイングゲームなどの、本来はひとたびシナリオが進展したら初めからやり直さない限り前のシナリオをやり直せないゲームにおいて、ゲームをクリアすれば、クリア時点でのセーブデータの情報(キャラクターのレベルや所持アイテムなど)を引き継いで新たに初めからゲームを遊ぶ(ニューゲームを始める)ことができるようになるシステム。

強くてニューゲーム - Wikipedia

Wikipediaもあるんですよ。

「強くてニューゲーム」はエンジニアの極み

強くてニューゲームは字のごとく、強い状態でゲームをはじめるのです。

このシステムを用いると、プレイヤーキャラクターは序盤から無敵といえるだけの強さを持った状態で始まるため、戦闘が非常に簡単になり、初回のプレイでは「ボスが強い」などの理由でクリアできなかったイベントが容易にクリアできるなど、ゲームバランスを損ねる恐れはあるものの、ゲーム全体の難易度を引き下げ、より容易にシナリオを味わうことができる[注 1]

この「強くてニューゲーム」って、エンジニアリングの極みだなあと思うんです。

大小関わらずいろんな開発プロジェクトでプログラミング実装を経験したり。
炎上案件で納期に追われてしにものぐるいでひーこらしたり。
ローンチしたシステムが障害起こって緊急対応迫られたり。
やったことない技術に挑戦したり。

いろんな経験を経て、エンジニアは育ちます。
育ちきって、ある程度の場数を踏み、いろんな難題をクリアする。
すると、今まで難題だと思っていたのが、すごく簡単に扱えるようになる。

これって「強くてニューゲーム」状態なんじゃないかなって思う。
なんでも「強くてニューゲーム」だと思えると、エンジニアとして極まってると感じる。

「所持品」はエンジニアリングスキル

Wikipediaには続きがあります。

また、所持品が引き継がれる場合、本来は入手数が限られる強力なアイテムを再度入手できることから、初回のプレイ時よりもキャラクターを強化させることができる場合がある。「強くてニューゲーム」を繰り返して、強力なアイテムを集めることは、やり込みのひとつである。 

ここでいう「所持品」というのが、エンジニアにとってのスキルになります。
GCPやKotlinなどの技術スキルだったり、SlackやIntelliJといったツールだったりするかもしれない。

どういう課題に、どういう技術やツールを用いて、どう解決していくのか。
それを過去の経験をもとにしてスマートにITで解決していくこと。
それはもう絵に書いたような「強くてニューゲーム」だと思いませんか。

「強くてニューゲーム」ばかりでは成長しない

所持品を用いて、課題を倒していく。
所持品の中から必要なものがわかり、それを自分のスキルとして適用していく。
難題を易化して倒せたとき、エンジニアとしての成長を体感します。
その成長を体感したときが「強くてニューゲーム」状態です。

ただ、この「強くてニューゲーム」ばかりを味わっていても成長はしません。
自分が強いと、相手からもらえる経験値は微々たるものです。
し、新しい所持品はより強大な敵を倒さないと手に入りません。

「強くてニューゲーム」の中でも、今まで相手したことないような敵を倒さなければ。
そうしなければより強い自分になれないし、新しいスキルや所持品は手に入らない。
どんどんと新しい領域に触れて、より強敵を倒していかなければいけない。

「『もっと』強くてニューゲーム」

ただの「強くてニューゲーム」ではない。
「『もっと』強くてニューゲーム」になるように。

強い自分に驕らず、どんどん新しい領域にチャレンジして成長していこう。