どうもこたにんです。
少し前にこんなツイートが伸びまして。
問題:「ある」に共通するものは何か答えなさい pic.twitter.com/5Lt2mmxXi9
— こたにん@エンジニア採用など (@Kotanin0) 2020年1月14日
この問題、実はふつうのあるなし問題ではなく、大きなしかけがありました。
改めて、問題を見てみましょう。
- 寺にあって神社にない
- 指にあって手にない
- ウニにあってイクラにない
んーーー、難しい。
漢字とカタカナ混ざってるし、英単語にしようにもウニって何ていうかわからん。
あるなし問題の定石な解法をいくつか試そうとしますが、きっとどれもうまくいきません。
寺、指、ウニに共通するなにか。。。
これはとある世界の言葉です。
ここで言う世界とは、とあるゲームの界隈を指します。
そうですね、音楽ゲームですね。
音楽ゲームの機種の略語になっているわけです。
このツイートが出回った時、音ゲーマーとそれ以外で反応が大きく分かれました。
音ゲーマーは「金閣寺」を見ると「beatmania IIDX 14 GOLD」に空目するとほどです。
なのでもちろん、「寺」「指」「ウニ」を見た瞬間にわかります。
しかし音ゲーを知らない人からすると、この単語の並びは意味不明そのものです。
いくら考えても紐づくことはありません、答えを導き出せないのです。
決していじわるな問題を出題したかったわけではありません。
むしろ「共通言語がもたらすコスト」を考えるきっかけになりました。
音ゲーを知らないフォロワーが「寝る前に10分悩んでもわからなかった」とつぶやいていたのを見て、なんとも言えない気持ちになった。
寝る前の10分を、たった1枚の画像とたった6つの単語が奪ったのである。
言語の認識がずれているだけで、コストが増大するのである。
それを目の当たりにしたときに、共通言語について改めて考える必要性を感じた。
と、自問しておいて今日はここまで。
それでは聴いてください、Shine On Me