Binary Diary

誰かに会ったり 話しかけたり 街行く人に優しくね

なんで市場はエンジニアを取り合ってしまうのだろう

どうもこたにんです。

なんで市場はエンジニアを取り合ってしまうのだろう

f:id:Kotanin0:20200305214738j:plain

エンジニア採用をしていて何だか思うことをしたためる。

エンジニア採用市場って、超売り手市場なんだよ。
ここ数年。
それはもう、右肩上がりで。

それはわかるんだけど、よくわからない。

エンジニアがほしい企業として、エンジニアがほしい。
それはそう。
だって、エンジニアリングで、テクノロジーを使って解決したい課題が多いから。

しかしその課題というのは果たして。
何のための課題で、それはどういった需要を満たすのだろうか。

何かしら課題提起をして、それを解決しようとしていることはなんとなくわかる。
いろんな企業のいろんなプロダクトを見てて思う。
そのプロダクトはきっと、何かしらの課題を解決するものである。

ただその課題への着想と解決手段って、実は個別最適なんじゃないかなって。
無理に競合しすぎずに、協業してもいいんじゃないかなって思った。
その協業っていうのは、企業間というわけではなく。
「現場間での協業」とでも言えばいいのかな。

技術・スキルを持っているエンジニアを取り合う市況。
9社も10社も取り合う市場。
ということは、エンジニアが9倍10倍いたら、取り合う必要はなくなる。

そういうこと。

ひとりのエンジニアが、複数の企業のプロダクトに携わる。
そうすることで、少なからず市況の喫緊な感じは緩和される、と思うんだ。

それをどうやって実現するのか。
副業なのかもしれないし、もっと別のアプローチかもしれない。
副業が許されるところでも、こんな条件があったりする。

「競合他社となりうる場所での就業は不可」

言わんとしていることはわからんでもない。
プロパーのエンジニアとして、会社にコミットメントして、がんばる。
そういったマインドもわからんではない。
開発したものはその会社の資産だからね。

でもその資産から価値を産ませるのは、会社全体の役割。
そのプロダクトを開発する、という専門性がエンジニアが担う部分。
そう考えたときに、競合他社がどうとか競争がどうとかは二の次なんじゃないかな。

実は競合だろうとなんだろうと、エンジニアというのは横につながる。
エンジニアが転職するときは、なんだかんだで職歴を活かせる競合にいくこともある。

ということは無理に取り合う必要もなく、適材適所で活用していけばいいんじゃないかな。
人を奪い合うのではなく、スキルを分け合う。
そういう世界に、ならんのだろうか。


と、エンジニア採用のお仕事をしててよく思う。
採用加速させたいけど、加速させ続けると自分で自分の首を締めるのかなあって。
もやもやするが、解決はしない課題。
この課題を解決するプロダクトってないのかしら。

お後がよろしいようで。


それでは聴いてください。

ERaSeR EnGinE DistorteD - L.E.D.-G VS GUHROOVY