Binary Diary

誰かに会ったり 話しかけたり 街行く人に優しくね

REFLECとわたし

どうもこたにんです。

わたし、音ゲーが好きなんですよ。
そんなわたしがハマりにハマった音ゲーが『REFLEC BEAT』というものです。
これ。(後に出てくる「この子」のプレイ動画)

【REFLEC BEAT】Valanga[H](98.5%)【N.E.X.T.】


  

20歳で就職上京し、近所のゲーセンに通い詰める日々。
東京に友達はおらず、学生時代とは違って、黙々と音ゲーをする日々。
そんな音ゲーマンネリ期からわたしを脱却させてくれた出来事がありました。
その年の秋、通っていたゲーセンに新作音ゲーが稼働したのです。
それがそう、リフレクビート

リフレクはその当時ではとても画期的なゲームでした。

  • 画面に直接タッチして叩くという操作性
  • 常にオンラインで1vs1となる対戦形式
  • 毎回叩く位置がランダムになる譜面

音ゲーというのは今まで「クリアすること」が重視されていたし、そういうプレイヤーが多い環境にいた。
が、このゲームは常に対戦形式、スコアの高さで勝負が決するものでした。
音ゲー友達がいなくなった今、オンラインで人と繋がれる、とても素敵な仕様だったのです。

そんなリフレクとわたし。

稼働してからというもの、とにかくプレイしまくりました。
ゲーム性が新しいからこそ楽しめる適応力の向上、スコア重視の仕様。
これがとにかくわたしを虜にしました。

ただ、新作音ゲーとはとても人気なもので。
当時わたしが通っていたゲーセンは人口が多いこともあり、待ち時間が長かった。
筐体のそばにあるネームボードにプレイヤーネームを書き、順番待ちをする。
順番がきたら名前にチェックを入れてプレイをする。
終わったら筐体から離れて、また名前を書いて並ぶ。

これを毎日やっていると起こること。
自分のプレイヤーネームが、ネームボードにたくさん並ぶわけです。
こいつどんだけやってんねん、というほどに。
ただそれは、見方を変えたらこんなことがわかります。

「わたしの他にも、よく名前書いてる人がいる...!!」

そうです。
わたし以外にも、リフレクの虜になったプレイヤーが炙り出されていくわけです。
たしかにあの人いつもやってるなあ、と名前と顔が一致するわけです。
しかもその人、めちゃくちゃ上手い。
同じ時期に同じゲームをはじめたとは思えないほど、上手いのです。

リフレクビートは、対戦形式と言いました。
それはオンラインマッチングだけでなく、同じゲーセンに筐体が2台あればローカルマッチング対戦ができるのです。
そこでわたしは、その上手いプレイヤーと一緒にプレイしたいという一心で声をかけました。

「ローカルマッチングしませんか...?」

その人は二つ返事でOKしてくれました。
これが今後の音ゲー人生をさらに彩る大きなターニングポイントでした。

その人もリフレクが稼働してからずっとひとりでプレイしていたようでした。
というのも、大学進学で上京したばかりで、音ゲー友達がほとんどいなかったらしい。
境遇がとても似ていることから、とても彼と仲良くなりました。
会えばローカルマッチングをし、お互いのスコアを競う仲になりました。
(後にこの子は、リフレク公式全国大会の初代王者になりました)

そんな日々を送っていたとある日、先日とは逆に、声をかけられる出来事がありました。
「ローカルしましょう!」と気さくに話しかけてくれた若者。
その若者は、わたしがいつも遊んでいたゲーセンの隣に立つゲーセンでいつも遊んでいるようでした。
「あっちのゲーセンに知り合い何人かいるんでぜひきてください!」とお誘いを受けました。
誘われて向かったゲーセンで、さらに知り合いが増えていきました。
同じ音ゲーを楽しむ仲間が増え、互いに競い、実力を上げあっていきました。

そんなリフレクとわたし。

ゲーセン仲間も増え、ゲーセンに行く頻度も増え、もちろん出費も増えました。
ひどいときは月に5万円近くかけて毎日毎夜毎週末、ゲーセンに入り浸ってリフレクをしていました。
おかげでクレジットカードの支払いができなくてカードを止められたり。
それでもやっぱり楽しいもので、自分の音ゲーマーとしての全盛期を迎えました。

スコアのランキングで上位に名前が乗ることも多く。
わたしだけでなく、同じゲーセンの仲間たちもこぞってランキング上位に。
全国ランキングの上位を仲間たち5人くらいで独占したこともありました。
全員が実力者としてランキング入りしていたことから、ゲーセンが有名になりまして。
当時では知る人ぞ知る、有名なプレイヤーが集う「魔窟」とまで言われました。

稼働して1年弱で開かれた公式全国大会の決勝リーグまで勝ち進む実力も付きました。
し、同じゲーセンの仲間たちも同様に全国大会に名を連ねていました。
優勝が決まる最終決戦で仲間同士で戦っている姿を見るなんて、二度とない経験です。
だれを応援しても嬉しいし悲しい、誰が勝ってもいいけど負けてほしくない。
(わたしは決勝リーグ敗退してしまったんだけどね)

そんなリフレクとわたし。

全国大会経験もさせてもらえたし、SNSなどで多くの知り合いと出会えた。
いろんなゲーセンに行けば誰かしら知り合いがいて、一緒にプレイをする。
お互いのスコアを高めあって楽しみ合う。
リフレク、ここに極まれり、ってかんじでした。

今でもたまに音ゲーやってるし、iPadでリフレクは今でも遊べるからたまにやる。
当時の熱情はないけど、それでもやっぱり全盛期の気持ちは抜けない。

REFLEC BEATには感謝しかない。
ありがとう、リフレクビート


こんな記事を書くとリフレクが稼働終了したみたいな感じだけど。
はい、終わりました。


それでは聴いてください。

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