どうもこたにんです。
「絶対」と「相対」(時間的な)
「絶対」「相対」というふたつの言葉があります。
いろんなケースで使われる言葉ですが、今回は「時間」に関係する絶対と相対のお話。
絶対感覚が合っていないと相対感は合わない
「去年」と聞いて、何年を想像しますかね?
いまこれを読んでいるほとんどの方は2020年を過ごしているかと思います。
なので去年と言われたら2019年を想像するのではないでしょうか。
それはそうです。
2020年という絶対的な年を全員が持っていて、そこから相対的に去年を認識する。
でもこれは、読んでいる現実時間が2020年であることが大前提になっています。
もし、この記事を読んでいるのが2021年だとしたら?
「去年」と言われたら2020年になってしまいますね。
それは「去年」という言葉が相対的なものだから起こることです。
時間の尺度を縮めるとより顕著になります。
「昨日は何曜日?」と言ったら、1日ずれるだけで答えが変わります。
それも、相対的な言葉を使っていることが原因になります。
それぞれの絶対的な感覚が合わないと、相対的な感覚は合わなくなるのです。
リアルタイムは相対的、非同期は絶対的
曜日を答える例を持ち込みます。
これ、リアルタイムで会話をしているときに質問をしたとします。
「昨日何曜日?」って聞いて返答がくる曜日は、想定の回答通りです。
リアルタイムで会話をすると、時間的な相対感は一致します。
非同期だとどうでしょう。
非同期というのは、質問のレスポンスが即時ではないことを指します。
メールやメッセージなど、受け取り手のタイミングによって変わるものです。
その場合、質問を受け取る側が日を跨いでいた場合、曜日の回答は異なります。
非同期のコミュニケーションの場合は、時間的な相対感は一致しません。
なので、非同期の場合は、なるべく絶対的な時間の伝え方をする必要があります。
去年ではなく2019年、昨日ではなく2019/03/18。
なるべく誰がどのタイミングで見ても共通認識になるような表現が望ましいです。
コミュニケーションの手段に応じてね。
(会話のたびに「昨日ね〜」じゃなくて「2019/03/18ね〜」って言うのはちょっとうるさいね)
とまあ、時間的な「絶対」と「相対」について思うことをしたためてみた。
わたしが記事を書く際は、この絶対感をすごく意識しています。
今後読んでいく際は、ぜひ気にして見てみてください。
それでは聴いてください。