どうもこたにんです。
「脱出ゲーム」ってあるじゃないですか。
「○○からの脱出」などのタイトルで開催されているイベントとか常設展示とか。
「謎解き」を介していろんな人と楽しく過ごせるイベント。
会場に用意されている数多の謎を解き進めてその世界から脱出する、というもの。
数名でチームを組み、卓を囲んでパズルを解いたり、閉ざされた会場内を走り回ったり。
そうですね。
三密ですね。
昨今の事情もあり、脱出ゲームは実現できないコンテンツとなりました。
悲しいけど仕方のない現実です。
だがしかし、どうしても脱出ゲームがしたい。
そう思いますよね。
オフラインで三密状態になることができない。
のであれば、オンラインで脱出ゲームをしちゃえばいいじゃない!
というわけで、作っちゃいました!
オンラインMTGからの脱出!!!
(MTG=ミーティング、という意味です)
みなさんは、オンラインMTGに閉じ込められてしまいました。。。
このオンラインMTGを無事にゴールに導いて終了させることが目的です。
オンライン脱出ゲームということで、オンラインMTGから脱出するという世界観にしてみました。
ルールと遊び方は以下。
- 1チーム3人
- ミーティング時間(制限時間)60分
- WEB検索自由
- ペイントツールなども自由にお使いください
- Zoom ブレイクアウトルーム(小部屋に分ける機能)を使います
ルールと遊び方を見てもイメージが伝わらないですよね。。
ということで、この「オンラインMTGからの脱出」を会社の同僚たちに遊んでもらいましたので、今回はそのイベントレポートをお伝えします!
Zoomに集合
今回は、わたしを含めて13名が集合しました!!
さきほどの「オンラインMTGからの脱出」の導入部分を画面共有しながら、ルール説明を注意事項の説明を行います。
ブレイクアウトルームに閉じ込めてMTG開始
そしてチーム分けですが、Zoomの「ブレイクアウトルーム」という機能を使います。
アカウントにてブレイクアウトルーム機能をONにすると、画面下部にメニューが出ます。
これを使うことで、ミーティング参加者を決まった人数の小部屋に分けることができるのです。
こんな感じ。
ブレイクアウトルームに分かれると、その部屋の中にいる人たちだけでビデオ通話・チャットができるようになります。
他の部屋のようすは見えなくなるので、チーム内で話し合いをするときに最適な機能です。
今回はこの機能を使って、オンラインMTGに閉じ込められてしまうわけです。
オンラインMTGからの脱出開始!
閉じ込められたらオンラインMTGからの脱出、スタート。
冒頭の説明にもあったように「理解→調査→設定」のフェーズを進める必要があります。
第1段階:理解フェーズ
まずは第1段階の「理解フェーズ」の問題冊子がPDFファイルで共有されます。
全20問ある謎を理解して、解いて、答えを導きます。
例えばこんな感じの問題。
このような謎解き問題を20問解いて、回答欄を埋めます。
回答欄を埋めて出た答えをファシリテーターに伝えると、第1段階の「理解フェーズ」突破となります。
第2段階:調査フェーズ
調査フェーズも同じく、PDFで資料が展開されます。
16問ある謎を、理解しながら調査して、解いていきます。
チーム内で画面共有しながら解き進めていくことが必勝法のカギですね。
調査フェーズの最後は、こんな問題でした。
オンライン脱出ゲームだからこそできること、URLを打ち込んで謎を解くことで、次のステップへのキーワードが見つかるようになっていました。
この問題を解くことで、第2段階の「調査フェーズ」突破となります。
最終段階:設定フェーズ
設定フェーズでは、たった1問だけのPDFが展開されます。
この謎を解いて、次回MTGの曜日を設定することで、無事にオンラインMTGからの脱出成功!というわけです。
オンラインMTGからの脱出、終了っ!!!
冒頭のルール説明にもあったのですが、今回のMTGは60分の制限時間がありました。
が、60分でどのチームも脱出することができませんでした。。。
なので、どこか1チームが脱出したらイベント終了、というサドンデスがはじまりました。
無事に1チーム、MTG終了(脱出)してイベント終了!
最終的にMTG終了までに要した時間は2時間でした。笑
他のチームもMTG終了まであと一歩のところでしたが、打ち切りとなってしまいました。
最後に、全ての謎の解説を行いアンケートを取って解散となりました!
アンケート結果はこんな感じでした。
体感難易度、3〜5(普通〜難しい)と回答した方がほとんどでした。
全体的に難しい問題が多かった上に出題数も40問近くと多かったため、脱出までに時間かかっちゃったのかもですね。。。
今回の全3ステージの中で難しかったところはどこか、という質問。
第2段階の調査フェーズ、最終段階の設定フェーズが難しいという回答が多かったです。
後半になるにつれ、問題を解くために必要な情報がどこにあるか探すのが大変だったのかもしれないですね。
総じて楽しんでオンラインMTGからの脱出をしてもらえました。
次回開催の声が多かったので次もやることにします、作るの大変だけど。
オンライン脱出ゲームの良いところ悪いところ
今回、普段はオフラインで行う脱出ゲームを、オンラインでもできるのかという実験も兼ねたチャレンジをしてみました。
やってみて課題というか、オンラインだからこその良し悪しがわかりました。
良かったところ
- 謎解きに詰まったらヒントを検索できる
- WEBだからこその問題(URLを打ち込む)ができる
- メモ帳・画面共有などで情報をまとめやすい
悪かったところ
- 問題冊子に書き込んで解くことができない
- 物理的な問題(パズルや宝探し要素)ができない
- ビデオ通話ツールの慣れが必要
オンライン・オフラインの脱出ゲームそれぞれに強み弱みがあるなあと思いました。
ですが総じて、オフラインの脱出ゲームと変わらず楽しんでプレイできるようでした!
Zoomのブレイクアウトルーム機能を活用することでうまくチームを分けて閉じ込めることもできますし、ホストであれば各部屋に出入りが自由にできるので、進み具合を見たり、ヒントを与えに行ったりすることもできて、進行もすごくやりやすかったです。
脱出ゲームが好きだけどこのご時世でできずに歯痒い思いをしているみなさん。
オンラインでも脱出ゲームは(がんばって問題を作れば)できるので、ぜひ企画して楽しんでみてください!!!
(謎解きを作るスキルを持っていることが必須ですが。。。)