どうもこたにんです。
よく当たる占い屋
まずは何も考えずにこちらの問題を解いてみてください。
株をしているある男性は、X社の株を買うかY社の株を買うか迷っていました。
X社Y社のどちらかの会社が将来的に大暴騰するそうです。
彼はどちらの株を買うか悩んだ挙句、占い屋に行くことにしました。
- 占い屋A:料金は7000円で当たる確率は70%
- 占い屋B:料金は2000円で当たる確率は20%
さて、あなたならどちらの占い屋に行きますか?
この問題は実は、確率計算というよりも、発想の転換ができるかどうか。
それでは答えの発表です。
「占い屋Bに行き、予想したものを反対の株を買う」
これなら2000円で80%の確率で当たることになる、というわけです。
占いの信憑性などは置いておいて、確率を考えるとこの回答が一番コスパが良いです。
確率が低い=確率が高い?
実は、確率が低いということは、裏を返せば確率が高いということです。
先の問題で言うと、占い屋Bの当たる確率は20%です、確率が低いのです。
裏を返すと、外れる確率は80%です。
かなり高い確率で外してくれるわけです。
もっと極端に言います。
絶対に外す占いというのは、絶対に当たる占いと同義というわけです。
天気予報を例にとるとわかりやすいです。
「降水確率0%」という表記があったとします。
それは、ふたつの意味を持ちます。
- 絶対に雨が降らない
- 絶対に晴れる
これは意味合いとしては同じですよね。
降水確率を「雨が降る確率」と取るのか「雨が降らない確率」と取るのかの違いです。
それ即ち、確率が低い=確率が高い、というわけです。
立場を変えて確率をみる
占い屋のはなしも、降水確率のはなしも。
立場を変えて確率を見ることで、同じ結果でも違う感覚をもたらすことができます。
立場を変えて確率をみる、ぜひみなさんもお試しくださいませ。
そうすれば50%の確率で、確率のことがもっと好きになると思います。
それでは聴いてください。