Binary Diary

誰かに会ったり 話しかけたり 街行く人に優しくね

トークスキル:恩の回収

どうもこたにんです。

恩を売る

人と信頼関係を築く、良い関係性で仕事をするのに大事な要素、恩を売る。
それはシンプルに大事なことです。
恩を売ることで、親切にしてもらったことで好意が生まれます。
そうすると、信頼とともに、それに対して返してあげたくなります。

『返報性の原理』というやつで、その中でも特に『好意の返報性』のこと。


バレンタインデーに贈り物をしたら、ホワイトデーにお返ししたくなる。
Twitterでいいねを受けたら、いいねを返してあげたくなる。

このように、良い行いをしてあげると良い行いを返してもらえるのです。
これは歴とした心理トリックで、人間である以上、無意識下でそうなります。

わたしはこれを、かなり使っています。
受け取る相手が自覚しようとしまいが関係なく、とにかく好意を示します。
言葉でも、態度でも、作業でも、なんだって好意を示します。

「髪切った?いい感じ!」
「ん?どした?話きくきくー」
「おっけその作業チケットくれ、こっちで確認して返すわ」

すごい人間力高く仕上がっているように見えるこの立ち居振る舞い。
わたしの性格的にそういう話し方をすることがとても好きなのがひとつ。
先程の『好意の返報性』を見越した言動であるということを自覚しているのがひとつ。

好意の返報性を見越すことで、その後、相手の動きをコントローラブルにするのです。
「こう動いてほしいから、今のうちにこう動いておく」というやり方です。
かなり心理に頼る強引過ぎるトリックですが、とても有用。

ただそのときに必要になるのは、信頼を崩さないこと。
「あのときやってあげたよね?」という強い態度はダメ。
「じゃあもうこの人には依頼しない」ってなって信頼崩れておわり。
それだけは気をつけなければなりません。

じゃあどうやって、相手の返報性を任意のタイミングで引き出せば良い?
自分でコントロールするにはどうしたらいい?

恩の回収

これを、堂々と宣言する。
宣言した上で、話をしたり作業を依頼したりする。
これがね、びっくりするくらい面白いくらい、効果を出すんですね。
それは自身の性格があってこそ出せる発言なのかもしれないけど。

「恩の回収するよ!」

とハッキリ伝えてしまうと、相手は笑うしかない。
「今から恩が回収されるのか、取り立て屋かよ!」って反応が返ってきます。
そう言い合える雰囲気の醸成が大事だという帰結になっちゃうね。

恩の回収。
恩、配ってこ。
そして、恩、回収してこ。