Binary Diary

誰かに会ったり 話しかけたり 街行く人に優しくね

エンジニア採用は、エンジニアを「招待」すること。

どうもこたにんです。

 

この記事は「LAPRAS Advent Calendar 2020」の14日目の記事でございます。

普段はアスクルでエンジニアリングマネージャー兼採用担当をしております。
LAPRASでは、サポートエンジニアとしてスカウティングの支援をしております。 

今回は、エンジニア採用業務をしていて思うことをしたためます。
読者の対象は「エンジニア採用に関わる人すべて」です、職責問わず。
エンジニア採用を業務として担っている、エンジニア採用つらい、などなど、人それぞれだとは思いますが、ぜひ。

あ、あと今回は、細かい手法の話はしません。
明日から使えるTipsみたいなものが欲しい方は、軽くスルーしていただいて。

話すのは「マインド」です。
エンジニア採用をするにあたって必要となる考え方についてです。

それでは。

 

 

エンジニア採用は難しい

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エンジニア採用をしていると、ただただ痛感します。
エンジニア採用は、難しい

何が難しいかというと、全部です。
全部というのは、人材を探すこと・書類や面接で見極めること・承諾を得ること。
人材を見つける〜入社に至るまでの全てのステップが難しいです。

なぜ「難しい」と感じるかというと、競争率が高いからです。
エンジニア転職市場は今でも売り手市場です。
コロナ前、技術職の求人倍率は10倍を超えました。
今年も月ごとに上振れ下振れはありますが、6〜10倍を行ったり来たりです。
その結果、いい人材がほしい企業同士で取り合いが止まらないわけです。

ただ、そんなエンジニア転職市場においても、エンジニア採用を成功させている企業はいます。
10倍近い競争を勝ち抜き、見事にエンジニアを獲得しているわけです。
しかも、継続的に。

エンジニア採用を成功させている企業は、勝ち抜き方を知っています。
そこには、定量的な分析をもとにPDCAを回したり細かな手法を試行したりなど、さまざまなノウハウがあります。

ノウハウは LAPRAS HR TECH LAB に多くの記事がありますのでぜひご覧ください!

hr-tech-lab.lapras.com


今回わたしが話したいことは、どちらかというと「マインド」です。
エンジニア採用を行う側の人たち向けのマインドです。

ここからはグググッと私見が入ります。

 

エンジニア採用を「採用」と考えてはいけない

わたしが思うのはこれです。
「採用」って言葉の意味が、今のエンジニア採用には合わないんですよ。
 
そもそも「採用」とはどういう意味でしょうか。

kotobank.jp


採用とは「適した人物を取り上げること」とあります。
そうですね、完全に上から目線なのです。
もちろん決定権があるのが企業側であることは間違いありません。 
「エンジニア採用」という文脈で、「人を採る」という意味では間違いありません。

ただ、今の市況を考えてみてください。
先も言いましたが売り手市場です、転職希望者が複数の企業から自分の行き先を選ぶことができるくらいです。
企業側としては、いかに自社に来て欲しいかアピールして手招きしなければいけないのです。

「人を採る」などというマインドでは、人は採れません。

 

エンジニア採用は「招待」と考えなければいけない

 「人を採る」ではなく「人を招く」マインドこそが、エンジニア採用を進めていく上で持っておかなければいけない一番大事な考え方だとわたしは思います。
自社の魅力を伝えて、欲しい人材を探し、会って話して惹きつけていく。
そうやって丁寧に「招待」していく姿勢が大事。

たとえば、JavaでWEBアプリケーション開発ができるエンジニアがほしいとします。
必須の技術(Java3年、RDB3年とか)書いて、求める人物像書いて、会社ビジョン書いて、箇条書きで作られた募集要項をもとに求人票を作ってエージェントに出します。
そうして「あとはエージェントが勝手に人材プールから見つけてくるからそっから人を採っておわり」という「採用マインド」は残念です。

そこに加えて、エージェントと打ち合わせをして欲しい人物像をしっかり伝えたり、面接する際に相互に理解を深めるように相手と対話をしたり、そういった「招待マインド」になっていなければいけません。
でなければ、よほど福利厚生や年収が良くない限りは、他社と比べて見劣りしてしまい、結果に繋がりません。

「招待」と捉えるだけで、アクションの仕方もすごく具体的に見えてきます。
自分が会食やパーティーなどを主催したとき、人を招待しますよね。
そのときって「いかに楽しんでもらうか」と考えていろいろな準備をすると思います。
手の込んだ招待状を書いたり、会場の場所やようすを共有したり、美味しい食事を用意したり。
そうやってしっかり準備することが、エンジニア採用としても同じなのです。

エンジニア採用は、エンジニアを招待すること。
このマインドに変革している、パラダイムシフトが起こっている企業が、エンジニア採用を成功させているわけです。

採用を進める側のマインドチェンジは、必須です。

まとめ

すごくマインドのお話なので、特にまとめることもないのですが。

『エンジニア採用は、エンジニアを招待すること。』

この言葉だけは、ぜひ覚えて、マインドの1つしていただければ幸いです。

そして、そんなエンジニア招待にうってつけサービスがこちら!
LAPRAS SCOUTで、自社に合った人材に素敵な招待状を作成しましょう!

scout.lapras.com

 

というわけで、「LAPRAS Advent Calendar 2020」の14日目の記事でございました。