Binary Diary

ありのままでいいのかな

2020年だからこそ大切さをより痛感した「密」なチームビルディング

どうもこたにんです。

本記事は Engineering Manager Advent Calendar 2020 20日目の記事です。

あらかじめ共通言語として「エンジニアリングマネージャー」のことを「EM」と省略して記載することを認識ください。

 

 

 

 

2020年だからこそ大切さをより痛感した「密」なチームビルディング

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チームビルディングの戦術が通用しなくなった2020年

2020年、今年の漢字「密」でした。

news.yahoo.co.jp


暮らし方で「密」を意識した結果、働き方は「疎」になりました。

今までのようにオフィスに出社して、同じテーブルで、対面で会話をするということができなく(しづらく)なりました。
お仕事は基本的にリモートになり、同じテーブルには誰にもおらず、対面の会話というものはなくなりました。

EMとしては困ったものです。

なぜ困ったのかというと、チームビルディングをする際の「今までの戦術が通用しない」からです。
同じテーブルで一緒に働いているからこそにじみ出る空気は感じ取れないし、 メンバーと軽く話してパーソナルな部分を知ることはできないし、メンバーが誰かに話しかけられているのを見ることもできない。
耳馴染みのある言葉で言うところの心理的安全性を高める」というチームビルディングの主軸を支えるための戦術が、全く通用しなくなったわけです。

 

コロナ禍でエンジニアチームを立ち上げた2020年

そんなタイミングで、新しいエンジニアチームの組織を任されました。
組織立ち上げは2019年11月下旬からだったのですが、ちょうど1年前。
こんな状況になろうとは想像もせず、今までの経験とスキルを活かして「強くてニューゲーム」で最高のチームつくったる!という気概でいっぱいだった。

www.kotanin0.work


組織立ち上げの少し前からエンジニア採用をしていたので、3月頭の時点では、中途で2人加わって、3人チームでした。
立ち上げたてホヤホヤの、なんでもがむしゃらにやるエンジニアチーム。
1つのテーブル島に向かい合って座って、あーでもないこーでもないと言いながら、チーム作りをしていった。

ここで、世界が変わりました。

オフィスへの出社はしなくなり、完全リモートワークの世界になりました。
もともと自社では週1リモートワークの制度があったため、働く環境のベースが自宅になったが、自身の働き方の変化に対しては何の抵抗感もなかった。
3人チームも、会話の場所がSlack中心になったくらいだし、お互いがどういう仕事をしているかはよくわかっていたので、何の抵抗感もなかった。

ただ、エンジニアチームの増員は続きます。
3月〜7月の間に中途エンジニアが5名増え、7月に新卒エンジニアが6名増え、9〜11月の間に中途エンジニアが2名増えました。
ほとんどのメンバーが入社日からリモートなので直接会うこともなくJOIN。
たったの1年で、トータル13名増えました。
エンジニアチームとしてもそこそこいい感じの所帯な上、中途と新卒もほどよいバランスで、これから育てていくには申し分ない母体ができました。

が、働き方は「疎」なのです。
今までの戦術が通用しない、全く新しいチームビルディング方法を考えなければいけないのです。
EMとしては困ったものです。

オンラインでいろんなチームビルディングを試した2020年

ここからは具体的な戦術の話です。
いろいろ試しました。

 

出社日を合わせる

基本的にテレワークですが、ちょっとほとぼりが冷めたタイミングで実施してみました。
チームを作る上で個性を知ることは大事だし、実際に姿を見て表情の変化だったり所作だったりを見ることはとても大事。
何かしらの用事で出社しなければいけないメンバーが居たら、出社日を合わせて顔合わせをすることを心がけました。
「思ったより身長大きいね!」ってのが一番の気づき。

 

あだ名付け

入社日からリモートなので直接会えないというのは、チームビルディングをするEM側よりもむしろ、新入社員側の方が大きなプレッシャーです。
どんな雰囲気のチームなのかわからないし、今までのようにスムーズに馴染めないかもしれない。
それを払拭する戦術として、入社日には必ずチーム全員でZoomに集まって、30分間でめっちゃ質問しまくって、最後にあだ名を付ける、というのを実施しました。
「転校生を紹介します」というのと同じノリ。
あだ名を付けるって簡単なことじゃなくて、その人の人となりを知らないと付けられない。
だからこそ入社日当日に30分の濃密な時間、個性を一気に引き出す時間を作るのです。
そのイベントを初日にすることで、2日目の安心感はめちゃくちゃあったとのこと。

 

ネガティブフィードバック

オンラインの難しいところって、チャット上でのやりとりになるのでどうしても文章が冷たく見えがちです。
文字ベースのやりとりは、リモートコミュニケーションでトップレベルの難しさです。
そこはとにかく拾います。
拾った上で、「この書き方どういう風に受け取った?」「この書き方はどういう気持で書いた?」と相互に確認した上で「この書き方はよくないぞ」と伝えます。
ちゃんと伝えて、チームとしての雰囲気がいかに大事かを意識してもらうというのをしていました。

 

オンライン飲み会

2020年だからこそ普及したイベント。
シンプルに、飲み会は大事よ。

 

毎日30分雑談

この取り組みが実は、チームビルディングをする上で一番ハマった戦術。
毎朝10:30〜11:00は雑談タイムとして、可能な限りチームメンバー全員で集まるようにした。
そこでは30分、本当に雑談。仕事の話はしない。
住んでる場所の話とか、オススメの漫画とか、半沢直樹が面白いとか、最近楽器を買ったとか、ハチに刺されたとか。
とにかく四方山話をし続ける30分というのを、毎日続けた。というか続けている。

 

徹底的にチケット管理

仕事的に意識したのはこれだけ。
仕事をチケット管理することに重きをおいて、みんなの動きが見えるようにした。

 

「密」なチームビルディング

上に書いた戦術はいずれも、直接的な業務とは関係のないことばかりです。
ただ、世のEMのみなさんなら自明だと思いますが、これこそがチームビルディングの肝であり、心理的安全性を高める手段として有用です。

しかもこのご時世だとなおさらです。
「ちょっと話しかけてもいいですか」ができないんです。
「疎」な働き方になっているからこそ、心理的な距離の近さがないと、質問や相談が気軽にできないのです。
これまでのチームビルディングの戦術以上に、雰囲気作りや距離感を縮めることが重要。
これはこの1年で新しいチームの組織立ち上げを任されて、いままでの経験が通用しない状況になって新しい取り組みを強いられて、いまんところ十分に成功した自覚があるEMとして言うから、ファクトベースで間違っていないです。

結論、チームビルディングは「密」であるべきなんですよ。
オンラインなのかリアルなのかは関係なくて、気持ちが「密」であるべきなんですよ。
そのマインドを胸に密かに抱いて、緻密なチームビルディングを続けていきましょう!