どうもこたにんです。
レビュー『ブラックホールは白くなる』の感想
ブラックホールを何かの比喩として書いているわけではなく、シンプルに宇宙物理学的なブラックホール・ホワイトホールの話。
今の物理学のトレンドとして、ホワイトホールはどういう扱いなのかが解説されていた。
一般相対性理論上での時間を負数にするだけという単純(!?)な話ではあるが、それを図解してくれてとても理解しやすい。
この本の難しいなと思ったところは、一般相対性理論は知っている前提でブラックホールの成り立ちや天体上の特徴まである程度理解した上でないと読んでもハテナになる部分がわりと多いという、読む人を選ぶ本だなとも思った。
やはりどうしても現代物理学は相対性理論に縛られてしまうなあと思った(それほど相対性理論が今の物理学上「圧倒的に正しい」ということを示している)
結局やっぱり肝になるのは「外から観測できない」という点なんだよなあ、と考えさせられた。
天体に思いを馳せるのはいいな、やっぱり私はミクロじゃなくてマクロが好きだな。