どうもこたにんです。
『人』と『名』の使い分け気にしてる?実は意味合い違うんだよ。
問題。
「お客様は何名様ですか?」と聞かれたら、何と答えるのがベターでしょう?
- 「3人です」
- 「3名です」
さて、答え。
「3人です」
が、よりベターな使い方です。
『人』と『名』には、それらしい使い分けが存在するのです。
『人』を使う場合
「人」を表現として利用するのは、主に以下の場合です。
- 個人、人数を特定できない場合
- 改まる必要のない場合
- より口語的に利用する場合
例えば、イベント来場者などは「1万人」などのように「人」を使います。
これは個人が特定できない、正確な人数が特定できないからです。
ざっくりどれくらいの人数であるか、を示す場合には「人」という表現がされます。
また、改まる必要のない、へりくだる必要のない場合にも「人」を使います。
「お客様は何名様ですか?」の回答は、へりくだる必要がないので「人」です。
『名』を使う場合
「名」を表現として利用するのは、主に以下の場合です。
- 個人、人数が特定できる場合
- 改まった表現をする場合
例えば、受験定員は「160名」などのように「名」を使います。
これは正確な人数が特定できているためです。
社員従業者数においても「3,000名」などと表現します。
こちらは、社員ひとりひとりの個人が特定できているからです。
また、「人」より丁寧な表現として「名」が使われる場合が多いです。
「お客様は何名様ですか?」の質問は、丁寧に聞きたいために「名」なのです。
このように、「人」と表現する場合と逆の場合は「名」を使います。
ベターな使い分けでよりエレガントな日本語表現を!
日常で何気なく使っていた「人」「名」には、こんな使い分け方が存在していました。
言葉の奥に潜む日本語特有の表現、奥ゆかしさを感じ得ない素敵な使い分けです。
これが正しい間違ってるという絶対的なルールではないのでご了承をば。
ベターな使い分けとして認識して、より優雅な日本語を表現していきましょう!
それでは聴いてください、The One.