どうもこたにんです。
ルビンの壺ってご存知ですか?
この図を見たことある方が多いと思います。
背景に黒地を用いた白地の図形で、向き合った2人の顔にも大型の壷(盃)にも見えるという特徴を持つ。
これは「ルビンの壺」と呼ばれる図形で、心理学者のルビンさんが作ったものですね。
白いところを見ると壺に見えるけど、黒いところを見ると2つの顔が向かい合ったように見えるというやつです。
おもしろいですよね。
ルビンの壺において壺と顔は共存しえない
このルビンの壺のおもしろいところは、壺が見えるときは顔は見えなくて、顔が見えるときは壺が見えないという点です。
これは認知心理学における「図と地の分化」という現象で表現されるらしい。
↓の記事がすごくわかりやすかったのでオススメ。
つまりは、黒色を地として捉えてしまうと、白い壺しか見えなくなる。
逆に白色を地として捉えてしまうと、黒い顔しか見えなくなるということです。
それが錯覚を生むわけであります。
図と地を活用すれば情報量2倍
ルビンの壺のすごいところは、1つの図で2つの情報を持っていることです。
黒を見ると人に、白を見ると壺に。
見る側の目線が変わるだけで全く異なる2つの情報を手に入れることができてしまう。
情報の世界に生きる我々としては、情報量が2倍になるというのがどれほどすごいことかわかるかと思います。
ただ、これはくしくも重ね合わせの状態(両方の状態を持っている状態)になってしまっているので、一意に定めるのがちょっと大変。
壺でも顔でもあるし、壺でも顔でもないですから。
壺であってほしいのに顔に見えたり、顔であってほしいのに壺に見えたり。
情報量が2倍なので、一意に定めるロジックも2倍になるというわけです。
壺の話がツボにハマって思う壺
ルビンの壺、見たことあるけど名前は知らなかった人も多いかと思います。
名前だけでも知ってもらって、話がツボに入ったらなおよし。
この場合のツボは、入れ物の壺ではなく、人体のツボのことを指しますね。
思う壺ということばの壺は、博打で使っていた器のことですね。
壺って、書き順難しいよね。