Binary Diary

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ルビンの壺が持つ情報量

どうもこたにんです。

ルビンの壺ってご存知ですか?

この図を見たことある方が多いと思います。

背景に黒地を用いた白地の図形で、向き合った2人の顔にも大型の壷(盃)にも見えるという特徴を持つ。

ルビンの壺 - Wikipedia

これは「ルビンの壺」と呼ばれる図形で、心理学者のルビンさんが作ったものですね。

白いところを見ると壺に見えるけど、黒いところを見ると2つの顔が向かい合ったように見えるというやつです。

おもしろいですよね。

ルビンの壺において壺と顔は共存しえない

このルビンの壺のおもしろいところは、壺が見えるときは顔は見えなくて、顔が見えるときは壺が見えないという点です。

これは認知心理学における「図と地の分化」という現象で表現されるらしい。

↓の記事がすごくわかりやすかったのでオススメ。

つまりは、黒色を地として捉えてしまうと、白い壺しか見えなくなる。

逆に白色を地として捉えてしまうと、黒い顔しか見えなくなるということです。

それが錯覚を生むわけであります。

図と地を活用すれば情報量2倍

ルビンの壺のすごいところは、1つの図で2つの情報を持っていることです。

黒を見ると人に、白を見ると壺に。

見る側の目線が変わるだけで全く異なる2つの情報を手に入れることができてしまう。

情報の世界に生きる我々としては、情報量が2倍になるというのがどれほどすごいことかわかるかと思います。

 

ただ、これはくしくも重ね合わせの状態(両方の状態を持っている状態)になってしまっているので、一意に定めるのがちょっと大変。

壺でも顔でもあるし、壺でも顔でもないですから。

壺であってほしいのに顔に見えたり、顔であってほしいのに壺に見えたり。

情報量が2倍なので、一意に定めるロジックも2倍になるというわけです。

壺の話がツボにハマって思う壺

ルビンの壺、見たことあるけど名前は知らなかった人も多いかと思います。

名前だけでも知ってもらって、話がツボに入ったらなおよし。

この場合のツボは、入れ物の壺ではなく、人体のツボのことを指しますね。

思う壺ということばの壺は、博打で使っていた器のことですね。

 

壺って、書き順難しいよね。