Binary Diary

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データは「与える」もの、過去のもの、未来のため

どうもこたにんです。

データは「与える」もの

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データドリブンなんていう言葉があります。
この世の森羅にあるあらゆる万象をデータで捉えて、そのデータを利活用してエンジニアリングする手法。
データドリブンに必要なのは、データ。
これは自明。 

ではこの「データ」というのは、どういった語源なのでしょうか。
いでよ、Wikipedia!!

英語の「data」「datum」はラテン語・イタリア語の dare(ダーレ、「与える」)を語源とする。

「data」とは、ラテン語のdareを語源に持つらしい。
「与える」という意味を由来に持つ言葉です。
データとは、与えるものなのです。
 

データは取るだけでは意味がない

語源からもあるように、データの本来の意味は「与える」ものであること。
万象からデータを作り出すこと、データを取るだけでは意味がありません。
データから何を与えられて、データを何に活かすのか、それが重要になります。

解決したい課題があってこそ、データを取る意味がある。
データから課題解決の糸口が「与えられる」のです。
すなわちデータドリブンとは、データを取ることがスタートではない。
課題を見つけることこそが、本来のデータドリブンのスタートラインなのです。
 

データは過去のもの

データは課題解決の糸口を見つけ与えてくれます。
ただしデータとは、全て、過去のもの。

当たり前です。

事象というのは、物事の現象。
それはすなわち、結果です。
結果とは、過去のものです。

「リアルタイムデータ」などと言ったところで、刹那の単位で見ると過去のものです。
その瞬間の現象を、結果として数値にするのです。
人間の反応の限界を超えるとリアルタイムに見えますが、そうではないのです。

この「過去のもの」という事実。
これを認識しているかどうか、それこそがデータから「与える」を享受できるかどうかの分岐点です。
過去の結果から課題解決の糸口を与えられてはじめて、未来に活かすことができるわけです。
 

データは未来のため

データとは何のためにあるのか。
データとはわれわれに何を与えてくれるのか。
それはただひとつ。

未来のため。

課題解決が実現される未来のために、データがある。
それを見失わず、未来に活用できるデータドリブンでありたい。


それでは聴いてください、未来のミュージアム


[Official Music Video] Perfume「未来のミュージアム」