どうもこたにんです。
なんで市場はエンジニアを取り合ってしまうのだろう
エンジニア採用をしていて何だか思うことをしたためる。
エンジニアの人手不足。人材を10社近くで取り合う市況。わかるんだがわからない。
— こたにん@エンジニア採用など (@Kotanin0) 2020年3月2日
何がわからないのかというと、エンジニアが作ったシステムを使う人も有限。需要度外視で供給先行しているから人材が不足するのではないか?
本当の需要がどこにあるのか、それに対する手段がシステム化で合ってるのか?
エンジニア採用市場って、超売り手市場なんだよ。
ここ数年。
それはもう、右肩上がりで。
それはわかるんだけど、よくわからない。
エンジニアがほしい企業として、エンジニアがほしい。
それはそう。
だって、エンジニアリングで、テクノロジーを使って解決したい課題が多いから。
しかしその課題というのは果たして。
何のための課題で、それはどういった需要を満たすのだろうか。
何かしら課題提起をして、それを解決しようとしていることはなんとなくわかる。
いろんな企業のいろんなプロダクトを見てて思う。
そのプロダクトはきっと、何かしらの課題を解決するものである。
ただその課題への着想と解決手段って、実は個別最適なんじゃないかなって。
無理に競合しすぎずに、協業してもいいんじゃないかなって思った。
その協業っていうのは、企業間というわけではなく。
「現場間での協業」とでも言えばいいのかな。
技術・スキルを持っているエンジニアを取り合う市況。
9社も10社も取り合う市場。
ということは、エンジニアが9倍10倍いたら、取り合う必要はなくなる。
そういうこと。
ひとりのエンジニアが、複数の企業のプロダクトに携わる。
そうすることで、少なからず市況の喫緊な感じは緩和される、と思うんだ。
それをどうやって実現するのか。
副業なのかもしれないし、もっと別のアプローチかもしれない。
副業が許されるところでも、こんな条件があったりする。
「競合他社となりうる場所での就業は不可」
言わんとしていることはわからんでもない。
プロパーのエンジニアとして、会社にコミットメントして、がんばる。
そういったマインドもわからんではない。
開発したものはその会社の資産だからね。
でもその資産から価値を産ませるのは、会社全体の役割。
そのプロダクトを開発する、という専門性がエンジニアが担う部分。
そう考えたときに、競合他社がどうとか競争がどうとかは二の次なんじゃないかな。
実は競合だろうとなんだろうと、エンジニアというのは横につながる。
エンジニアが転職するときは、なんだかんだで職歴を活かせる競合にいくこともある。
ということは無理に取り合う必要もなく、適材適所で活用していけばいいんじゃないかな。
人を奪い合うのではなく、スキルを分け合う。
そういう世界に、ならんのだろうか。
と、エンジニア採用のお仕事をしててよく思う。
採用加速させたいけど、加速させ続けると自分で自分の首を締めるのかなあって。
もやもやするが、解決はしない課題。
この課題を解決するプロダクトってないのかしら。
お後がよろしいようで。
それでは聴いてください。
ERaSeR EnGinE DistorteD - L.E.D.-G VS GUHROOVY