どうもこたにんです。
友人とサイコロ遊びをしたのですよ。
何個か振って合計の数の大きさを競ってたのです。
そのときに、こういう会話になったんです。(ちなみに10個振って勝負してたとき)
「合計45!これ案外強くね?」
「25と同じ価値だから、25出した俺も強い」
さすが同じ学校出身なだけあって、考え方が鋭い。
ということで今回は、確率とポジティブシンキングの話。
冒頭のサイコロのくだり解説
今回の話のもとになったサイコロのくだりをきちんと解説します。
ここでいうサイコロは正六面体の一般的なサイコロです、出目の確率は1/6です。
これを10個投げたときの合計というのは、10〜60までで正規分布しますね。
中央期待値35から、左右対称に分布しますね。
ということは、合計が45の場合と合計が25の場合は、いずれも確率的には等しいのです。
なので冒頭の会話、強さ的には同じじゃね、ということになるのです。
「数の大きさ」という判定軸を定義していたので、勝敗の決着には問題ありませんでしたが。
確率は同じなのに心持ちが変わる
勝負の世界は忘れましょう、確率の部分にだけフォーカスします。
確率的には全く同じことなのに、ポジティブ・ネガティブに捉え方が変わるときってありますよね。
たとえば天気予報で50%の確率で雨と予報された場合。
それって逆に50%の確率で晴れるのに、雨にどうしてもフォーカスしてしまいます。
確率で見ると全く同じ50%なのに、心持ちが変わっちゃうんですね。
サイコロの話も同様に、10個投げた合計が25だろうと45だろうと確率的には一緒です。
がなぜかどうしても、25は残念で45はいい感じ、に見えるのです。
確率の先にある何かに対して付加価値があるのかもしれません。
神社のおみくじも、凶はハズレで大吉が当たりと思われがちです。
が、もしかするとくじの確率的に同じかもしれませんね。
確率の先に何があるか
確率、あるいは期待値。
そういったものを確実に導出し、それをもとに考えを拡げることは大事。
ただ、その確率の先に何があるか、それを考えることも大事かもしれませんね。
ちなみに、10個のサイコロの和が25もしくは45の確率は約1.3%でした。