どうもこたにんです。
Audibleは私には合わなかった
Audible、書籍を読み上げてくれて耳で本が読めるサービス。
あれをね、ようやく試してみたんですよ。
サービス始まって10年弱経つのにね、ようやくね。
きっかけとしては、風邪で寝込んでたときに、横にはなってるけど眠くないし、かといってスマホ触るのもなんかなあってときがありまして。
いつもならそこで音楽を聴くんですが、そのときちょうど『三体』の2作目を読みたいところだったので、せっかくならAudibleしてみるかーとなったわけです。
それで使ってみたんですが、結論として私には向いてないサービスだなとなりました。
聞いている分には不足ないしちゃんと小説を読んでる感覚になれたのでよかったのですが、いかんせん私のライフスタイルというか性質に合わなさすぎた。
何が合わなかったのかを掘り下げていきます。
音楽聴きたいなーってなる
まずこれ、音楽を聴きたくなる。
耳だけしか使えない条件下で、Audibleをしますか音楽を聴きますかというと、音楽を聴きたくなってしまう。
どうしても「音楽を聴く時間でAudibleやってる」という感覚になり、音楽を聴くことを我慢している感覚になってしまいました。
寝落ちしたあとどこまで聞いてたか戻るのが大変
風邪のシーンだったのでなおさらですが、聴いている途中で眠っちゃうわけです。
それで起きてからまた続きを聞こうとしても、どこまで聞けていたかがわからないんですよね。
再生バーをちまちま戻したり進めたりしながら、ここまでは覚えてるなというのを探さなければいけない。
これが本当に手間で、結局戻し過ぎて同じシーンを3回くらい読みました。
自分のペースで読めない
これは音声の特性上、しかたのないことです。
せいぜいできるのは再生速度を速くすることくらいで、私は2倍で聴いてましたが、倍速にしたらしたで、読みたいところの緩急がつけられないのもなんだか。
少し読み返したりじっくり考えて読んだりというのができずに、コンスタントに読み進められてしまうので。
速読できない
これはかなり大きな課題で、速読ができないんですよね。
Audibleって結局は音声なので、声として脳に認識させなければいけないので、認識できる限界の速度があります。
活字を黙読すると音声の処理速度を超えられます、音声ではなく映像として活字を認識すればよいので。
特に速読ができる私にとってはなおさら高速に処理できるわけです。
体感速度でいうと、速読に比べてAudibleで読み進めると10倍の時間がかかっている感じがしました。
そこまでして読みたい本がない
本を読むモチベーションとして「とりあえずたくさん読みたい」というよりも「必要なもの、どうしても読みたいものを読みたい」なのです。
今回でいうと『三体』の続きがどうしても気になって読みたくなったわけです。
そうなったときに、これまで語ってきたデメリットを前向きにカバーするほど、読みたい本がないわけです。
Audibleに向き合って、それを使いこなす時間を取れるようになったとて、そこで何を読みたいかと言われると、特にないんですよね。
「見たいTV番組ないけどとりあえずテレビ買ってつけとく」のような自由度までいかないし、それならテレビ買わないし、って感じ。
という感じ。
私には合わなかったというだけの話で、合わないことがわかってよかったという話。
『三体』の続きは読めずじまいなので活字で読みますかね。