どうもこたにんです。
「主体性」というキーワードについて
わたしはよく「主体性」という言葉を使います。
特に、採用面接や学生説明会など、人を見るような場面で使います。
「主体性」ということばひとつをとっても、実はその中に意味するふたつのキーワードがあります。
今回は、わたしが考える「主体性」についてのお話。
主体性とは
そもそも主体性とはどういう意味なのでしょうか。
自分の意志・判断によって、みずから責任をもって行動する態度や性質。 「 -をもって行動する」
行動の指針を意味することばです、自ら判断できること、です。
さらにいうと、判断したものを決断するところまでが主体性だと思っています。
「判断」と「決断」
このふたつの言葉、似ているようで、意味合いとしては大きく異なります。
判断
物事を理解して、考えを決めること。論理・基準などに従って、判定を下すこと。
判断とは、手段から設計して、どういう方針で行くか決めること。
たとえばそうだなあ。。
東京から東北に旅行に行くとして、移動経路がいくつかあります。
飛行機でも、新幹線でも、自動車でも、なんだっていいです。
いろんな経路での旅行パターンを設計していきます。
天気的にも時間的にも、飛行機か新幹線、どちらでも大丈夫でそうです。
ただし自動車はなんだかしんどそうなので選択肢から除外しました。
2つのプランは優劣がつけがたく、どちらかで行こうと決めました。
これが、判断。
天候やコストなどの情報を使いながら、方針を定めること。
ただし、最終決定、決断まではしていません。
あくまで、判断。
決断
きっぱりと心を決めること。
決断とは、決めること。
これさきほどとはうってかわって、答えをひとつに定めなければいけない。
旅行の例えをもう一度します。
飛行機で行くか新幹線で行くか、どちらでもよさそうです。
なので今回は飛行機で行くことに決めました。
これが、決断。
判断では絞りきれなかった答えを決めることまでしなければいけない。
判断して決断することが「主体性」
冒頭に言いました。
判断したものを決断するところまでが主体性だと。
「主体性がある人」というのは、判断力・決断力を持って行動できる人のこと。
それらを持ち合わせているとアジリティ高く行動できると思っている。
なので「主体性」と言われたら、自分で動ける、という限りではなく。
判断や決断をする力を備える、というのが大事なのです。