Binary Diary

Take Agile で

ここ最近の #Twitter転職 について、求職者・企業それぞれの側面での考えを述べてみる。

どうもこたにんです。

アスクルのエンジニア採用担当者として #Twitter転職 に目配せし続けているのですが。
ここ最近、ここ数ヶ月のハッシュタグはね、一言で言うと。。。

荒れてます。

荒れているというよりも、潮目が変わったというべきかもしれません。
簡単に言うとTwitter転職は今、企業のスカウトメールの巣窟になっています。

そんな現状のTwitter転職について、求職者・企業のそれぞれの側面で思うことを書いてみます。
ハッシュタグが生まれた経緯や過去を語ったところで何も生まないので、現状に対する分析と展望を書いていくに留めます)

はい、目次どんっ!

 

求職者としての #Twitter転職

ここで言う求職者というのは、転職顕在層のことを指します。
能動的にTwitterを利用して、転職活動をしようとしている方々のことです。

ただそもそも、この能動的な求職者、というのがTwitter上にいうるのでしょうか。

Twitter転職活動に踏み出すのはそう簡単ではない

自身のTwitterアカウントを利用して転職活動をすること、それは簡単ではないです。
簡単ではない理由は主に以下、これらはいずれも間違いない存在する事情です。

  • プライベート用のアカウントなので仕事と切り離したい
  • 現職・転職先にアカウントバレすることを恐れている
  • 周りのイケてる人に比べて劣等感がある


プライベート用のアカウントなので仕事と切り離したい

情報収集のためにTwitterをやってはいるものの、それがそのまま転職活動のレジュメとして使えるかどうか、と言われて使える人、というのは相当限られると思います。

現職・転職先にアカウントバレすることを恐れている

堂々と転職活動をしていることをTwitterでつぶやいて、現職の社員に見つかる恐怖。
それは、社内での不和を生みうるものです。

周りのイケてる人に比べて劣等感がある

Twitter界隈では、たしかにつよつよのエンジニアも多いです。
その中で自分のスキルを自分で明示することは、ハードルとして低くはないです。

これらからわかる通り、Twitter転職をすることは、そう簡単ではないのです。
そのため、匿名性のTwitter転職サービスが出てきている現状もあります。


それでもTwitter転職をするメリットはある

上記ハードルの高さはあるものの、それでもTwitter転職をするメリットはあります。

  • スカウトメッセージの鮮度と精度が高い
  • 企業側のプロフィールがわかる
  • スキルの市場価値がわかる


スカウトメッセージの鮮度と精度が高い

自身のTwitterアカウントを利用することで、声をかけてくれる企業は必ずTLを見ます。
スキルやマインドを事前に理解した上で声をかけてきてくれるので、とても精度が高いです。
さらには声を掛ける人はリアルタイムで採用活動をしているので鮮度も高いです。

企業側のプロフィールがわかる

スカウトを送ってくれる企業の方も、Twitterアカウントを利用しています。
そのため、送り主がどのような方なのかが見えるというのはとても大きいことです。
それは転職サイトでは絶対わからない不安要素のひとつなので。

スキルの市場価値がわかる

自身だけでなく、他の転職活動の方の情報もわかることになります。
それすなわち、似たスキルを持っている人の情報を参照できるということです。
相対的に自分のスキルを見つめ直すことができるというのは良いことです。

このように、Twitter転職することにはそれ相応のメリットはあります。
ハードルが高い分、享受できることも大きいということです。

Twitter転職をするときに気をつけること

ただ、Twitter転職をする上で気をつけなければいけないこともあります。
それは、ただひとつです。

  • 待ち続けない

Twitter転職は、自身のスキルをツイートしておけば企業からのメッセージが届きます。
Twitter転職で求職者を探す企業は、何らかの手法で常に最新のツイートを拾っています。
転職したい自身のツイートは、目に止まらなければすぐ流れていっちゃいます。

そこに気付かず、ひとつのツイートを流して待っておいても十分なメリットは得られないです。
(ある程度のラブコールはもらえるとは思います)
ツイートしてしばらくしても声がかからないということは、そういうことだと察してください。
何か足りないところがあるという気付きを得るのも、ひとつの収穫です。

Twitter転職をはじめるのであれば、多少のコストは割く覚悟でいきましょう。
しばらくツイートの意識を高めたり、プロフィール文を整えるだけでもいいです。
Twitter転職する以上、自分のホームとTLが履歴書です、お忘れなきよう。

企業としての #Twitter転職

企業というのは、Twitter転職活動をしている方にアプローチする採用担当者のことです。
そもそも、このハッシュタグを有効活用している理由から明らかにしましょう。

Twitter転職は安い

企業として採用活動をする上で切っても切り離せないのが、コストです。
転職サイト(企業から言うとエージェント)との契約上、コストはかかります。
様々なリクルーティングサービスや求人媒体、もちろんコストがかかります。

Twitterって、タダなんですよ。
ここで求職者を内定まで結びつけても、何かしらのフィーが発生することもないです。
目に見えるコストがないんです、人がTLをチェックしてDMを送るコストくらいです。

コストをかけずに社員が増やせるなら願ったり叶ったりです。
そりゃ、やるよね、Twitter転職での求職者探し。

もはや通常の市況以上の倍率

現在のエンジニアの求人倍率は8倍を超えていると言われています。
scoutyさんのこちらの記事に市況感が載っています。

そんな市況の中、Twitter転職でツイートする求職者にアタックする企業数は?
絶対数が明確ではありませんが、リプライの数やふぁぼの数から察することはできます。

今やここは大戦場なのです。
ただでさえ顕在層しかいない上により倍率の高い競争を行い続けるのか。
コストが安いことはあれど、打率の面では果たしてどうなのか。
そこは明確にファクトで分析し続ける必要がありそうです。

求職者は待っている

企業が一番に自覚しなければいけないのはこの点です。

求職者は、待っています。
言い換えると、求職者は企業側がTwitter転職でつぶやいたところで、見ないです。

いくらハッシュタグに自社宣伝を載せたところで、求職者は見ません。
それを見るのはSlackやTweetDeckにツイートを連携させている他社の採用担当です。
冒頭で触れた「企業のスカウトメールの巣窟」とはこのことです。
転職サイトで求職者が頭を抱える、スカウトメールの嵐と同様のことがTLで起こっています。

否定的な意見ではなく、潮目が変わった、ということです。
Twitter転職のコスパの良さを理解する企業が増えたことによる、当たり前の事象です。
そこに気付いた上で、どういうアクションを取るのかは人それぞれだとは思いますが。

スカウトツイートをするも埋もれゆく求職者を探すのも、コストのかけ方はそれぞれ。
どういうアクションが自分に合っているのか、市況に対して効果的なのか。
コストが安い以上、どこまで目を瞑り、どこで諦めをつけるか、見極めは難しいですね。

私としての #Twitter転職

アスクルのエンジニア採用担当としてTwitter転職で求職者を探すことは、諦めました。
それは、市況・競争率を見て、今ここに少しでもコストを割く必要はないという判断です。

たしかに、求職者のTLを見てある程度のカルチャーマッチなどを見定めることはできました。
それでもやはり、コンバージョンに寄与しなかったってのはありますが。
そもそも、母数が少なすぎる。

たまにヒットしうるすごくマッチしそうな方というのを片目で見続けるのは勿体無い。
さらにここ最近だと、数多のノイズからそれを拾い切るのが容易ではなくなった。
そういう理由で諦めました、ほとんど見ないようになりました。
今はやらないという判断なだけで、再開する可能性は十分あります。

ただ、ハッシュタグを注視することを諦めただけで、Twitterは使っています。
使い方としては、リファラルに近いかたちです。
なんらかのきっかけ(勉強会やイベント)で繋がった人から、リファラルで。
おそらくそっちの方が、もっと精度が上がるのでは、と今は思っています。

ので、Twitter転職のコストを、タレントプール作りに割くようになりました。
効果は、未知数。

まとめ

Twitter転職について、もやもや思うことを綴りました。
そしてこの記事が、ハッシュタグのTL上に流れることになります。
そしてそして例のごとく、各社企業のSlackに流れていくことになります。

転職・採用というのは需要と供給。
その市況が厳しいという、厳しい現状を作り出しているのは誰なのか?
意識を整えて足並みを揃える。

こちらからは以上です。