どうもこたにんです。
本日は、1月に参戦した高専キャリアでプレゼンしたものの記事版です。
イベントレポートはこちら!
そして発表スライドはこちら!
ここからプレゼンでのトークを文字起こししつつ、補足や裏話を青文字で入れていきます。
高専生主体のイベントのため、高専生向けの内容もあります。
が、テーマは学生でも社会人でも十分読み応えあると思いますので、ぜひに!
エンジニアリングで飯を食う
というお話をします。
(プレゼン資料のデザインはエウレカセブンハイエボリューションのインスパイアでした)
自己紹介
こたにんです、Twitterやってます。
熊本電波高専情報工学科、2005年入学組です。
現在は、アスクルでLOHACO開発チームのマネージャーや採用業務をしています。
周りの高専生が競プロなどでマウンティングしていたのでわたしもマウンティングします。
音ゲーマーです。
KONAMI公式大会のファイナリストやDJMAXのあるシリーズで世界一取りました。
(後に発表する学生からMUSECAのキャラデザやってるというマウンティング返しされた)
これからお話する内容は個人の所感です。
発言は会社に属するものではありません。
(企業人間のテンプレです、しゃーなし)
そして。
これからお話する内容はアドバイスです。
高専OB風を吹かせた上から目線の調子こいた生意気発言ではありません。
真面目にいきます、すみません。
もくじ
- エンジニアリングと聞いて
- 思ってたんと違う
- エンジニアリングで飯が食えるか?
エンジニアリングと聞いて
「エンジニアリング」と聞いて想像するのはどういう姿でしょうか?
バリバリ開発している姿、ぐうたら開発していない姿。
サーバをセットアップするような人たちもエンジニアリングしてそうですね。
これらからわかるのは、エンジニアリングから想像されるのは、人です。
どういう人か、IT系企業で何らかのかたちでものづくりに携わっているような人。
そういう人たちは、エンジニアリングしてそうですね。
だって高専生は、そうやって習ってきたから。
(高専はエンジニアリング集団、どこを見ても誰かしらエンジニアリングしてる)
じゃあそもそも、「エンジニアリング」って何なんでしょう?
Wikipediaで調べてみました。
エンジニアリングについて、こう書かれています。
「設計や構築の方法」をエンジニアリングという。現代ではエンジニアとは、自然法と社会の必要性の制限の中でテクノロジーを創り出す人のことをいう。
うーん、かっこいい。
エンジニアリングとは方法のこと。
テクノロジーを創り出す人のことを指すのですね、エンジニアとは。
ふむふむ。
(詳しく掘り下げた別記事があります、ぜひご参照ください)
それで、高専生として、エンジニアとして進む道ってどうなるんでしょう?
がんばって勉強!そしてIT企業に就職!さらに技術力あげて転職してスキルアップ!
間違ってないキャリアです。
そのキャリアの先に何が待っているのかというと。
チームを持って管理業務、メンバーのメンタリングや評価、お悩み相談。。。
(私は楽しいからいいんだけどね、必ずしもそうでない人もいるよね)
あれ、あれれ。。。
思ってたんと違う
(この言葉は、いつかのM-1GP決勝で敗退した笑い飯西田の名言より拝借)
高専で学んだことを活かしてバリバリプログラムを書く予定だったのに。
気付いたらプログラミングはどこへやら、管理業務に追われる毎日だ。
これは高専では習ってないことです、そんな授業の覚えはない。
(そういう授業あってもいいかもね、最近ではアジャイルの授業がある学校もあるらしい)
もともと描いていたエンジニアの姿と、現状を比較してみました。
当初はこうでした。
- 課題に対してプログラミング言語で解決
- 実際に想定通りに動作すればオッケー
- 例外も考慮して実装
プログラミングとはかくあるべき、当たり前のことを書いております。
そして今やっている業務はこうです。
- 課題に対して人・環境で解決
- 実際に想定通りに稼働すればオッケー
- 例外も考慮して組織づくり
働く人や環境まわりのことを考える業務が多いです。
稼働というのは、実際に働く工数を管理すること。
組織の例外というのは、リタイヤしたり新しい人が参画したりということです。
(このスライド作ってて思った、本当に管理業務ってエンジニアリングなんだ)
ん?なんだかあんまり違いがないようにみえてきたぞ??
もしかしてだけど、もしかしてだけど。
プログラミングも管理業務もエンジニアリングなんじゃないの?
(どぶろっく風、伝わったのかしら)
言語がCやJavaなどのプログラミングなのか、人なのかの違いなだけ。
実は、管理業務というのも、エンジニアリングなのではないでしょうか。
組織のボトルネックはどこなのか、どうやって解決するのか、それは立派なエンジニアリング。
もしかしてだけど~。
エンジニアとしてめざすキャリアってスペシャリストだけじゃなくてゼネラリストもあるんじゃないの?
プログラミングを突き詰めていくことは、スペシャリストへの道です。
人や組織を作っていくことは、ゼネラリストの道です。
実はめざすキャリアはプログラミングし続ける以外にもあるのです。
それは学校では学びきれないこと。
わたしも現職ではじめて気付いた、管理のプロってのもあるんだ。
(ここ2年のできごと、管理業務をはじめてから突然何かが開花した自覚がある)
エンジニアリングで飯が食えるか?
食える。
(最強にエモいスライド、これが言いたいがためにテーマが決まった)
CONCLUSION
まとめます。
- エンジニアリングで飯は「食える。」
- エンジニアリングの道はいくつもある
- プログラミングの考え方はいろんなところに通用する
- 本当に得意・好きなもの、を見つけよう
本当に得意なこと、本当に好きなもの、は突然見つかります。
今はプログラミングが楽しくて得意でも、実はもっと得意なことがあるかもしれません。
それは営業かもしれないし、管理かもしれないし、組織づくりかもしれない。
広い視野で様々なことを経験して、自分の道を見つけていきましょう。
以上!