どうもこたにんです。
玄関の違い
日本で暮らしていると特に気にしないと思いますが。
玄関のドアの開き方って、日本と欧米では異なるのです。
とりあえず間取り図で示します。
日本の間取り。
アメリカの間取り。
日本は、外から見ると押し出されるようなドアの開き方。
アメリカは、外から見ると招き入れるようなドアの開き方。
この言い方で比べると、日本が親切でないように聞こえます。
文化の違いが物理的に玄関のドアに表現されている
これは実は、はっきりとした文化の違いがあるのです。
日本は、家の中では靴を脱ぐ。
アメリカでは、土足。
そうなのです。
日本には靴を脱ぐ場所、すなわち「三和土(たたき)」が必要なのです。
外から見て押すようにドアを開けると、ドアの開きの分のスペースが必要になります。
そうすると、靴を脱ぐ場所、三和土のスペースを作るのが難しいです。
そのために、日本の玄関ではドアを引くのです。
これは、物理的にはっきりとした理由。
心情的感覚的なものではなく、物理的に。
文化から物理的な事象への変換
文化というのは、物理的な事象に変換されるものです。
今回の玄関の例もそう。
あと他にパッと思いつくとしたら、パソコンのキーボード。
言語が違うから当たり前だけど、日本語変換キーがなかったり。
他にもいろいろあるかと思いますが、文化の違いは物理的なものに影響を及ぼすのです。
エンジニアという枠にはめてみても、文化と物理的なものはありそうです。
なんでかMac使いたいし、椅子は低反発が良いし。
身近なものから、文化の違いを感じるのもまた面白いかもしれないですね。