どうもこたにんです。
「失敗」でバリューが出たら、それは果たして「成功」と言えるのか?
失敗から生まれるプロダクト、というのはたくさんあります。
有名なのは「ポストイット」ですね。
こまかい逸話は端折りますが。
粘着性の弱い糊ができちゃって、それが「貼ってはがせる」というポストイットの代名詞とも言える特徴につながった、というやつです。
「ポテトチップス」も有名な話ですね。
どっかの料理屋のシェフがじゃがいもを薄く切って揚げたらめちゃうまかったというやつ。
どれもこれも、失敗から生まれたプロダクトです。
「失敗」とはどういったことなのでしょうか。
プロダクトとして大成功を収めている背景に失敗がある。
その失敗をもとにできあがったものは、果たして成功と言えるのでしょうか。
ビジネスとしては大成功
ビジネス観点で言えば大成功に間違いないです。
想定外の出来事をきっかけにして、それをもとに世にないプロダクトを生んだのです。
それが市場に受け入れられ、ビジネス的には大成功。
企画開発としては失敗
ただし、もともと作ろうとしていたものを企画・開発する側としては失敗です。
なぜならば、作ろうとしていたものは完成しなかったからです。
プロダクトマネジメントとしては大失敗です、だってゴール達成していないから。
何をゴールにするのか
ここで「成功」「失敗」を二分するのは、「何をゴールにするのか」ということ。
「思っていたプロダクトを作る」ことがゴールなのであれば大失敗。
「ビジネス的な価値を生む」ことがゴールなのであれば大成功。
何をゴールにして、今の自分が仕事をしているのか。
それを明確にしておくことで、成功失敗の判断がしやすいです。
逆に考えると、やってきた取り組みが失敗したと思ったら、ゴールを変えてしまえばいいのです。
そうしたら、今まで失敗だと思っていたことは成功の一歩になるかもしれません。