どうもこたにんです。
効率と能率の違い
「効率」「能率」このふたつの言葉をきちんと理解して使い分けてますかね?
今回はこれらの言葉の意味と使い方を、改めてハッキリさせます。
効率とは
効率とは「仕事量とかけたコストの比率」のこと。
どれだけ効果的に仕事をこなせたか、ということです。
仕事においては、効率が良い・効率が高いとよいとされています。
それはすなわち、コストパフォーマンスが良いということ。
能率とは
能率とは「時間単位でこなした仕事量の比率」のこと。
どれだけの量をアウトプットできたのか、ということです。
能率も高いと良いですね。
シンプルにアウトプットの量が高くなるので。
効率と能率を上げるには?
前述したように、効率や能率を上げること、それは仕事の評価にも繋がります。
ではどういう観点で上げていけば良いのか。
効率を上げるには
効率を簡単な計算式で表します。
効率=成果/コスト
成果、コストに何を設定するのかは人それぞれな部分ではありますが。
この式からわかるのは、効率を上げるには2通りのやり方があるということ。
- 同じコストで高い成果を出す
- 同じ成果を低いコストで出す
数学的に言うと、分子を大きくする or 分母を小さくすることで、解は大きくなります。
効率を高めるには、成果を上げるかコストを下げるか。
どちらでいくか次第で、方策は変わってくるかもしれません。
能率を上げるには
能率も同じように式にしてみます。
能率=仕事量/時間
これも簡単な割り算になるので、能率を上げるには2通りあることになります。
- 同じ時間で仕事量を増やす
- 同じ仕事量を短い時間でこなす
これもどちらでいくかで取り組むアクションは変わってきそうです。
「効率」「能率」は日本独特のもの?
日本語的に意味の異なる「効率」「能率」ですが、英語だとどちらも「efficiency」で表されます。
それすなわち、英語圏では区別しておらず、日本では区別されるということ。
とりわけ日本は時給国家です、時間単位での報酬となるサラリーマン国家です。
なので、時間あたりのアウトプットの指標として「能率」という言葉が必要になったのかもしれません。
「効率」「能率」は人それぞれ
これらふたつは、明らかに異なる意味だということはわかりました。
ただ、どちらの言葉にも共通するのは、何かの仕事や作業に対しての率ということ。
その仕事や作業を完遂あるいは成功させるために測る指標です。
ただ、効率・能率どちらを高めるのか、は人それぞれかなと思います。
効率を上げるには、現状分析から課題発見して、無駄を減らすとか自動化するとかみたいな方策。
それは、回復志向の高い人ほど向いていそうです。
能率を上げるには、自分自身を分析して、より集中したりテンション高くするにはどうしたらよいか考える。
それは、セルフマネジメントの力が高い人ほど向いていそうです。
efficiency高めてこ
「効率」でも「能率」でもどちらでも、結果として仕事のバリューに貢献できればそれで良い。
efficiency高めてこ。