Binary Diary

ありのままでいいのかな

オンライン脱出ゲーム「宇宙ステーションからの脱出」を自作してみた!

どうもこたにんです。

「脱出ゲーム」ってあるじゃないですか。
「○○からの脱出」などのタイトルで開催されているイベントとか常設展示とか。
「謎解き」を介していろんな人と楽しく過ごせるイベント。

この「脱出ゲーム」は、この1年で在り方が大きく変わりました。
WEB上で遊べるようなオンラインコンテンツになったり、自宅に謎解きキットが届いてそれを使って遊べるようになったり。

ただしお金はかかってしまいます。
みんなで遊ぶにはちょっと高いなあとか、思ってしまうわけです。
というわけで、作っちゃいました!

宇宙ステーションからの脱出!!!

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あなたたちは、宇宙飛行士です。
地球の公転軌道上に漂う宇宙ステーションのクルーとして活動をしています。

ある日、宇宙ステーションに隕石が衝突。
その衝撃により宇宙ステーションは破損。

地球の基地との交信を試みるも、返答がありません。
こうなると、自力で脱出ポッドで脱出をするしかありません。

制御室から脱出ポッドに向かったあなたたち。
脱出ポッドの扉を開くにはコマンドを入力しなければなりません。

ルールと遊び方は以下。

  • 脱出までの猶予(制限時間)60分
  • 3人1組のチーム制(ブレイクアウトルームをランダムで生成)
  • ブレイクアウトルーム内での画面共有・通話・チャットはご自由にOK
  • 原則WEB検索禁止(「検索」シートのみOK)
  • オペレーターがブレイクアウトルームを巡回するのでその際に声かけOK(ヒント要求可能)

ルールと遊び方を見てもイメージが伝わらないですよね。。
ということで、この「宇宙ステーションからの脱出」を会社の同僚たちに遊んでもらいましたので、今回はそのイベントレポートをお伝えします!

Zoomに集合!

今回は、わたしを含めて12名が集合しました!!

今回の「宇宙ステーションからの脱出」は、WEBで遊べるコンテンツとなっており、参加者にURLが配られます。
そのURLにアクセスすると、ゲームの開始画面が。

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ここで当日配布されたパスワードを入力することで、ストーリーがはじまります。
みんなで足並みを揃えてストーリーを読み進めながら、ルール説明を注意事項の説明を行います。

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質素な画面ですが、WEBアプリなので各々が入力して進んでいく感じがいい感じ。

ブレイクアウトルームに閉じ込めて脱出開始

そしてチーム分けですが、Zoomの「ブレイクアウトルーム」で3〜4人1チームに分けます。
ブレイクアウトルームに分かれると、その部屋の中にいる人たちだけでビデオ通話・チャットができるようになります。
他の部屋のようすは見えなくなるので、チーム内で話し合いをするときに最適な機能です。

今回はこの機能を使って、宇宙ステーションに閉じ込められてしまうわけです。

宇宙ステーションからの脱出開始! 

閉じ込められたら宇宙ステーションからの脱出、スタート。
今回必要なる力は、「謎解力」「検索力」「計算力」の3つ。
これらすべてを駆使する必要があります。

謎解力

言わずとしれた謎解力、謎を解く力が最重要になります。

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こんな謎が複数問。
みんなで解くもよし、役割を分けるもよし。

検索力

これは「WEB検索OK」の特別な問題たち。

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うまい検索ワードを思いつかないと辿り着けない問題ばかり。
みなさんはこの星座を調べるときはどういうキーワードで検索するのでしょうか。

計算力

とにかくたくさんの数字の組み合わせが羅列してあります。

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これをとにかく計算するのです。
ほぼパワープレイはできないようにしてた(つもり)

全ての出題は割愛しますが、チームごとに解き進めるステップが異なり、チームの色が出ていて面白い。
60分という制限時間の中、どの問題をどうやって解いていくのか、ペース配分はどうするのか、チームワークが問われるゲームですね。

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画面共有をしながら相談しながら進めていたチームが多かった。

宇宙ステーションからの脱出、終了っ!!!

冒頭のルール説明にもあったのですが、今回は60分の制限時間がありました。
脱出できたのは3チームのうち1チームだけ、チームワークが求められるゲームだったのでうまくみんなの強みが合致してたのでしょう。
残りの2チームはプラス20分の延長戦にトライ。
しかし最後まで謎が解けず打ち切り、おしかった。

最後に、全ての謎の解説を行いアンケートを取って解散となりました!

アンケート結果はこんな感じでした。

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体感難易度、3〜5(普通〜難しい)と回答した方がほとんどでした。
今回は謎解きだけではなく、他の力も必要だったので、その部分で難しさを感じた方が多かったのかも。

 

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時間配分は概ねちょうど良いと。
ギリギリクリアできない時間設定でした。

 

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「謎解」「検索」「計算」そして、それら全てを解いた先で待ち受ける「最終問題」の中で難しかったところはどこか、という質問。
やはり「謎解」を難しいと感じる方が多かったですね。
「検索」と「計算」は、謎解き力は問われない形式でしたので。
そしてやはり、最終問題も難しかったようです。

 

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たくさんのフリー感想ありがとうございました!
製作者として幸せな気持ちになれました。

オンライン脱出ゲームを自作する難しさ

今回の宇宙ステーションからの脱出、問題数は大小合わせて30問超。
ここからは、脱出ゲームを作った過程と躓いたポイントをふりかえります。 

ストーリーを組み立てる難しさ

今回は「宇宙ステーション」を舞台としたストーリーにしました。(ちなみに前回はオンラインMTGが舞台)
その舞台の中で、いかに参加者に没入してもらうか、そこがとても難しかった。
結果、宇宙ステーションの乗組員という設定を活かしきれないストーリーと問題構成になってしまったのが反省ポイント。

謎解きを作問する難しさ

これが今回一番時間かかったところでした、やはり謎解きを作問するのは難しい。
謎を作る流れとしては大体こんな感じでやりました。

  1. 答えを決める
  2. 答えを分解して文字にする
  3. 分解した文字を表現する別の何かで置き換える

脱出ゲームの性質上、全ての答えに意味を持たせる必要があるのが厄介。
謎の答えを後々別のところで使うというパターンを生み出すためには、答えから決めておく必要があるのです。

この流れで問題のイメージをつけたら、それを表現していく。
ここで大事なのが「複数の解釈が生まれないこと」です。

今回、こんな問題がありました。

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この問題には画像が使われていますが、この画像を採用する前は別の画像を使っていました。

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これだと、「おまんじゅう」「おもち」「だいふく」「かるかん」などと、解釈がブレてしまいます。
それをなるべく多くの人が「おまんじゅう」だとわかるようにしなければいけません。
謎解きに慣れてる人なら左辺から導けるんだけど、必ずしもみんなそうではないので。

難易度調整をする難しさ

先ほどの「複数の解釈」の話に通じるところなのですが。
難易度調整をするのがとても難しかった。
SCRAPが本気を出して出題するようなハイエンドの謎解きには、解釈をひとつに定めさせることを解き手に委ねます。
解く側がいかに多くのフレームで問題を捉えることができるか、それを問われます。
曖昧で抽象的であればあるほど、謎というものは難しくなります。

ただ、今回のメンバーは謎解き熟練者とそうでない人とが混じっています。
そうなると、難易度が高いものを並べてしまうと手も足も出なくなってしまう。
そのために、なるべくひとつの解釈に辿り着けるような作問、難易度調整が必要です。

それがやっぱり難しかった。。
普段から謎解きに触れ合ってるので「簡単」「ふつう」「難しい」の境目がわからなくなってしまうのです。
何名かにテストプレイをしてもらっても改善しなかった難易度設定、今後の課題です。。

オンライン脱出ゲーム「宇宙ステーションからの脱出」を自作してみた!

ということで、今回は「宇宙ステーションからの脱出」というオンライン脱出ゲームを自作しました! 

しかも、WEBアプリケーションも完全自作!!
サーバサイドKotlin+SpringBootでのお手軽実装だったので、その話はいずれまた。

今回、WEBアプリの雛形が作れたので、次回はこれをブラッシュアップしてさらにおもしろく楽しんでもらえる脱出ゲームを作るぞ!!!

本脱出ゲームを遊びたい方はぜひお声掛けください!いつでもできますので!!